どうせ飲むなら快適な環境で飲みたいですね

 公園酒に相応しい公園の設備はなにか。自分の場合、冬なら3デシサイズ(300ml入り)の日本酒壜(瓶)とコップ、夏はビールだけど缶から直飲みはしたくないのでコップを+つまみを2〜3品を持参するケースが多いので、それらを広げられるに十分なスペースがあるのが望ましい。通常のベンチだと座面に置くことになるわけですがやはり窮屈だし、座面が水平でないベンチでは安定性に欠けるので落ち着きません。

 ということで、テーブルがあると豊かな気分になれます。

 

大磯町 化粧坂公園

 野外卓、またはピクニックテーブルという呼称が一般的のようです。公園だけでなく大きな団地(特にUR系)の敷地内にポツンと置かれていることもあります。事前にありかがわかっていると非常に有り難いのですが、ネット上で設置情報を得るのは案外困難です。

 もうひとつの難点は、直射日光や雨風から守られないこと。春秋の穏やかな気候の時はいいのですが、真夏の炎天下や真冬の吹きっさらしの下での飲食は厳しいものがあります。

 そこで重要なのが、屋根の存在。

御殿場市中央公園
素晴らしいあずまやだが「飲酒禁止」だったりする

 

 あずまや(東屋・四阿)。どうでもいいゴミサイトばかり拾ってくれるGoogle大先生ですが(当ブログもGoogle様からお借りしているのにこんなこと言ってなんですが)“四阿”で検索かけると“あずまや”表記のページもヒットしてくれるのは助かります。あずまやの存在は自治体の公式ページや口コミで言及されることが多いので、事前に当たりをつけることが結構可能です。

 あずまやの有り難みを感じるのはなんといっても夏。直射日光を遮ってくれるのはもちろんのこと、(そもそもあずまやは植え込みから距離をおいて設置されることが多いので)虫、特に憎き蚊の襲撃をかなりの確率で防いでくれます。

 あとは屋根の下がどのようになっているか。いちばんいいのはやはりテーブルとベンチが別れているタイプです。次は縁台タイプ。ものを置く余地が十分あるのは結構だが必然的に体をよじりながら飲み食いする必要が生じるため、日頃筋肉を鍛えていない私は頻繁に横腹が攣ります。時には正方形状にベンチが配置されているだけのものもありますね。これはあまり使い勝手が良くない。まぁ、もっと酷いものもあったりするので稿を改めて紹介したいと思います。

大磯町 川尻公園


 野外卓を覆うようにパーゴラを設置している公園もあります。パーゴラ単独では日除け雨除けにはほとんどなりませんが、つる性植物を這わせることである程度の日除けにはなる。ただ、植物ゆえ花や実がポロポロと落ちてくるし虫の棲家にもなるので、飲食を伴う利用にはあまり向いているとは思えません。

 そんなわけで、公園酒に最も相応しい設備はあずまや(テーブルあり)、次いで野外卓とあずまや(縁台あり)ということになりましょうか。できるだけこれらの設備のある公園を探してゆっくり寛ぎたいものですが、必然的に人気があるので、先客がいて利用できないことも多いです。それにしても。

 

 あずまやを物置用途で利用するなよ。

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