厚木で薄着で本年初ビール

 やったー冬が終わったービールの季節だー、と喜んだのも束の間、また冬に逆戻りしてしまった今日この頃。とにかく本年初公園ビールにありつくことはできました。

 その日の神奈川県の予想最高気温は24℃、地域によっては26℃のところもあったから、完全に頭の中はビールモードで薄着して出かけたのさ。ところが、午前中の気温がちっとも上がらない。はっきり言って、寒い。とにかく様子を見ようと茅ヶ崎ラスカの中でアメダス観測値を血眼になりながら1時間ほど凝視していたのだが(何やってんだか)なかなか気温は上昇せず。もう見切り発車することにした。厚木まで行けば、ビールと日本酒どっちも造っている黄金井酒造があるじゃないか。どっちも造っている蔵は茅ヶ崎にもあるんですけどね。

 ということで、何を飲むかは現地で決めることにして相模線に乗り込み、偽厚木で小田急に乗り換える頃には気温がグングン上昇しだした。よってビールを飲むことに決定。よかった。

 黄金井酒造の「さがみビール」はミロード地下の山中屋酒店でも買えるが、以前から気になっていたものの未訪問だった元パルコ地下「厚木市まるごとショップ あつまる」を覗いてみたら、黄金井さんの商品がえらく充実していて(焼酎もあり)ビール(サンクトガーレンもあり)は密閉式冷蔵ショーケースで販売している。これはここで買うのがいちばんですね。

 歩くことしばし、以前利用したことのある厚木さつき公園へ。市街地ど真ん中ながら野外卓を複数備える、こじんまりとしたいい公園である。


 ちなみに道路を挟んだ向かいにあるヨークフーズ、以前はサンクトガーレンを置いていたのだが今はなし。本厚木駅中央改札前の売店もODAKYU MART時代は「旗頭」(黄金井酒造の粕取焼酎)カップなんてレア物を置いていたのにセブンに鞍替えして何の面白みもない品揃えになってしまった。全部が全部ではないとは思うが、酒飲みの視点からするとセブンアイグループの凋落ぶり甚だしいと感じずにはいられない。


さがみビール スタウト

スイス菓子ポニイのカレーパンとブリオッシュ


 一口にスタウトといっても甘いものからドライなものまで多種多様、特に前者だと合わせるつまみがかなり難しい。なので初めて飲むブランドだと身構えてしまうのだが、本品は甘さの全く無いタイプだった。これはいい。今度鯖寿司あたりと合わせてみたいと思います。

 



 地元のケーキ屋さんのパン。ブリオッシュの中にはケーキの切り落としがゴロゴロ入っており甘くて美味しい。これはヴァイツェンあたりに合わせてみたいかな。

  去年の夏はIPAIPAと騒いでいた。今でも苦いビールがいちばん好きではある。ただ、ここ黄金井さんのような長年にわたり地道にコツコツ“地ビール”を造り続けているメーカーも応援したい。今年の夏はひとつのスタイルに固執することなくいろんなビールを愉しみたいと思います。

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